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院長

2017.11.13

OCH ( Okinawa Chubu Hospital )

戦後の医師不足を解消するため、1967年に中部病院で始まった県内での臨床研修事業が50周年を迎えたのを記念する式典・講演会・祝賀会が11月11日に開催されました。

かつて私も中部病院の”プライマリケアの担える医師”を養成する研修システムに魅了され、琉球大学を卒業後に外科志望の研修医として採用されました。1年目に外科・内科・小児科・産婦人科・救急センター・麻酔科で初期研修を行い、2年目以降は外科を中心にその他、脳神経外科・泌尿器科・整形外科・形成外科・ICU(集中治療室)で後期研修を行いました。そして、4年目の夏にやっと、自分の”心臓に毛が生えていない”ことに気づき(笑)外科研修医から眼科研修医に転向しました。しかしその後も半年間は(外科指導医からの要望で)、昼は眼科で診療を行い、夜はICU当直をこなすという一風変わった研修医生活をおくっていました。

当時の生活を振り返ってみると、1年目は院内にある”窓の無い”(本当です…)二人部屋でした。2年目は一人部屋に昇格しましたが窓の向かいはICUで、ICUでの業務を終えて部屋に帰ってからも明かりをつけて部屋にいることがバレると、(当直医よりも患者のことを把握していることを理由に)ICUから夜間も頻繁にコールされていました。3年目以降は院外に住まなければならず、院内用のポケベルの電波が届く病院の隣のアパートに住んでいました。研修医時代は3日おきに当直をこなし、当直明けの翌日も通常勤務、たまには夜中に叩き起こされて緊急手術で使用する輸血のために研修医が献血するといった、今でいうとかなり”ブラックな生活”をおくっていました。それでも研修医生活5年間で多くの患者さんから沢山のことを学ばせていただきました。

当日の祝賀会では、お世話になった指導医の先生方や先輩方、後輩たちと久しぶりに再会でき、とても楽しい時間を過ごすことができました。二次会では同期(30期)の21人中8人が県内外から集まり、苦楽を共にした研修医時代の話に酔いしれました。

「カヨウ眼科」を運営していく上で、私の”医師としての人格形成”に多大な影響を与えてくれた中部病院の臨床研修システムが、今後ますます発展していくことを切に願います。

院長 嘉陽