「目は口ほどに物を言う」とは言い得て妙で、眼底写真から未治療の高血圧や糖尿病が発覚して内科へ紹介することがあります。例えば、今月 来院した患者さんの中には…
・20代 男性 「最近、見づらくなり物が歪んで見える」血圧:230/178 mmHg
→ 高血圧性網膜症
・50代 男性 「昨日から黒いモヤみたいなものが見える」血糖値:312 mg/dL
→ 糖尿病網膜症
(お二人とも健康診断をこれまで受けたことがありませんでした。)
もちろん毎日このような患者さんが来院するわけではありませんが、わずか数日の内にこのようなケースに続けて遭遇しますと、やはり健康診断は毎年受けるべきだとあらためて思いました。
厚生労働省では毎年9月を「職場の健康診断実施強化月間」と位置付けており、日本眼科医会では全国の人たちが眼底検査をはじめとした目の検診の重要性を認識し、目の健康に注意を払うきっかけになるのを期待して、以下のようなサイトを開設しています。
「目の検診特設サイト」↓↓
https://www.gankaikai.or.jp/info/detail/kensindaiji.html
「アイフレイル啓発公式サイト」↓↓
「目の定期検査のすすめ」↓↓
https://www.gankaikai.or.jp/health/43/index.html
院長 嘉陽