沖縄の伝統的な慣習の一つに、旧暦12月8日は子どもの成長や家族の無病息災を祈願するため、ムーチー(月桃の葉に巻かれたお餅)を仏壇にお供えしたり、皆で食べる行事があります。種類も定番の白い白糖味、紫色の紅芋味、茶色い黒糖味などがあります。
今年は我が家も妻と娘たちが、ムーチーを作ってくれました。
また、うるま市石川には「ムーチー」と「豚の頭」を用いて無病息災を祈願する「フーチゲーシ」という伝統行事があることを、私は初めて知りました。昨日、カヨウ眼科近くを車で移動中に交差点で信号待ちをしていると、突如「豚の顔」が視界に入ってきて驚きました!
沖縄タイムスの記事によりますと「フーチゲーシ」は、フーチ(はやり病や邪気など)が集落内に入らないように、ゲーシ(はね返す)するという意味だそうで、約300年の歴史があるそうです。かつては「腐った肉しかない、ここに食べるものはない」と魔物が入るのを防ぐため、豚の頭などを腐るまで集落の出入り口に垂れ下げていたそうです。
この日は小雨の降る中、うるま市石川にある銀座通りの東西2カ所に、しめ縄にムーチーを複数くくりつけ、その下で豚の頭や酒、米やウチカビ(ご先祖様に贈る「あの世のお金」)などを供えて、地域の方々が無病息災を祈願したようです。
詳しい画像は、うるま市石川出身のマルチタレント大川豊治さんのfacebookをご覧ください。
https://id-id.facebook.com/hashtag/ふーちげーし?source=feed_text&epa=HASHTAG
このような伝統文化は、これからも残して欲しいものです。
院長 嘉陽