スタッフブログSTAFF BLOG

院長

2020.08.19

見つけてもそのままに…、できません!

私の一日は、毎朝「カヨウ眼科」周囲のゴミ拾いから始まります。

ある朝、駐車場付近で「茶色いフサフサした」ゴミ?を発見。近づいてみると、なんと巣から落ちたヒナが地面にうずくまっているではないですか!

このまま放置すれば、間違いなく死んでしまうでしょう…。すぐ近くの木に巣がないか探してみましたが見つかりません…。そこで、人間の匂いがうつらないようプラスチック手袋をして、やむなく「カヨウ眼科」外構の緑化スペースの茂みに避難させました。

 朝のミーティングで、スタッフにもヒナのことを報告しました。すると昼休みに看護師が、近くで心配そうに見守るオヤドリの行動をみて、付近の木の3mほど頭上に巣を発見しました!その後、看護師2人は衰弱しかけたヒナに注射器で水を与え、ヒナを巣に戻すために脚立を持ってくるよう応援を要請しました。そして無事、ヒナを巣に戻してあげることが出来ました〜!ちなみに当院の看護師2人はICLS(日本救急医学会認定の心配蘇生のトレーニングコース)を受講したこともあり、今回その経験が見事に役立った気がします(笑)!

 さてさて、オヤドリの特徴から調べてみると「リュウキュウ・ヒヨドリ(方言名:スーサー)」のヒナということが判明しました。

https://nagohaku.hatenablog.com/entry/20120630/1341037820

日本野鳥の会では毎年、「ヒナを拾わないで!!キャンペーン」を実施していると知りビックリしましたが、今回、我々の対応は上記フローチャート通りに「巣立ち前のヒナ」を「街路樹や茂みにおいて」「巣に戻した」ので適切な行動であったのではないでしょうか。幸い「親鳥は人の匂いを気にしない」そうなので、無事ヒナが巣立ってくれることを祈るばかりです。

https://www.wbsj.org/activity/spread-and-education/hina-can/#pamphlet

院長 嘉陽