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院長

2019.02.11

ICLS ( Immediate Cardiac Life Support )

日本はAED(自動体外式除細動器)の普及率が世界一と言われていますが、心停止からの社会復帰率は、AEDの使用が浸透しているシアトルやコペンハーゲンは60~70%であるのに対し、日本は10%以下と高くありません。突然の心停止に対しAEDが適切なタイミングで使われなければ、1分ごとに救命率は7~10%下がります。救急隊の現場到着所要時間は全国平均8.6分で、何もせずにそのままにしておけば、救急隊が到着した時にはほぼ助からないでしょう。

 

当院には、多くのご高齢の患者さんや様々な持病を抱えた方が来院されます。また、診断や治療方針を決定する上で必要に応じて蛍光眼底造影検査も行います。「もし、カヨウ眼科で患者さんがショックや心停止になったとしても救える命は救いたい!」という思いから、これまで以下の通り院内で講習会を開催し、院外での勉強会に参加してきました。

〜院内〜

2017年12月、「普通救命講習」(うるま市石川消防)

http://kayoh-eyeclinic.com/staffblog/419/

2018年12月、「クリニック内急変対応」

(沖縄県立中部病院 救急科部長 豊里尚己先生)

〜院外〜

2018年11月、学術セミナー医新会 「アナフィラキシーと急変対応」

(沖縄赤十字病院 救急部長 佐々木秀章先生)

 

そして今回は、「突然の心停止に対する最初の10分間の対応と適切なチーム蘇生」(英語で言うとブログ・タイトルのICLS:Immediate Cardiac Life Supportという意味)をマスターしたい!という思いから2019年2月10日、カヨウ眼科を代表して私と看護師の二人で、おきなわクリニカルシュミレーションセンターで開催された「第64回新おきなわICLSコース」を受講してきました〜。

 

あらかじめ「日本救急医学会 ICLSコース ガイドブック」で予習した上で、1グループ6名でチームを組み、前半はスキル(胸骨圧迫、気道管理、モニターと除細動器の操作、使用する緊急医薬品の使用方法、自発呼吸がある場合の体位変換など)を実習し、後半はシナリオ(様々な心停止に至る状況)に対しチームとしてどう対処するかを実習しました。そして講習終了時にはチームメイト各々がチームリーダーとして全体を俯瞰して評価・判断・指示を行えるようになるまで繰り返し実習しました。県内の各医療機関から医師、看護師、理学療法士、作業療法士ら計24名が参加し、皆モチベーションが高かったので、午前9時から午後6時までみっちり実習できました。(インストラクターの方々には何故、眼科医が心肺蘇生?、という印象が強かったのでしょうか、あるいは一番オッさんだったからでしょうか、最後に主催者から受講生代表として修了証を授与して頂きました〜!)(苦笑)

 

これまで、救急科の医師、救急隊員、インストラクターの方々にクリニック・レベルですべきことをいろいろと質問させていただき、カヨウ眼科で患者さんが急変した場合に「スタッフにいかに指示し、資器材をどう扱うか」について、やっと自分の頭と体がリンクしてきました!あとはスタッフと定期的にシュミレーションするのみです!

〜備えあれば憂いなし〜

院長 嘉陽